生物多様性の考え方~希少動物の保護~

「野生シャチの捕獲問題について考える」


名古屋では

「COP10(生物多様性条約第10回締約国会議※1)」

の開催誘致活動が積極的に取り組まれています。
生物多様性条約は、地球上の生物の多様性が人間の活動によってこれまでにない深刻な減少を招いていることを懸念し1992年に作られました。
COP10は、世界の生物多様性の消失を劇的に減少させるために設定され、すでに「劇的な減少」と云う目標達成はむずかしいと考えられていますが、あらたな生物多様性保全のための目標が設定されると思われる非常に重要な会議です。

現在、和歌山県太地町において希少動物であるシャチの捕獲計画が進行していますが、この計画の一部は、名古屋港水族館に貸しだされているメスのシャチ「クー」の繁殖相手獲得が重要な目的のひとつと考えられます。
10年前の1997年、同じく太地町で捕獲された5頭のシャチは、現在、名古屋港水族館の「クー」1頭のみが生存しています。


COP10を誘致する名古屋の皆さんとともに、生物多様性からの視点で野生シャチの捕獲問題を考えながら、ポール・スポング博士 ※2 にシャチの保護についての重要性をお話しいただきます。
また、辻 淳夫さん(藤前干潟を守る会 理事長/日本湿地ネットワーク 代表)※3 倉澤七生さん(イルカ・クジラ・アクションネットワーク事務局長)※4 にもお越しいただき、お話を伺います。
この機会にぜひご参加ください。

●日時:2月3日(日)
●時間:13:30~16:30(13:15開場)
●場所:名古屋港ポートビル4F 講堂
   (名古屋市港区港町1-9)名古屋港水族館東側
   http://www.nagoyaaqua.jp/
●入場料:無料(カンパは歓迎します)
●問合せ:名古屋港水族館を考えるなかまたち

     kangaerunakama.gifお問合せはEメールのみでの受付となりますのでご了承ください。


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補足
※1:生物多様性条約国会議とは「生物多様性条約」を締約した国々が概ね2年ごとに集まり地球上の多様な生物の保全を図ることなどを目的として、各種の国際的な枠組みを決定する環境分野では世界トップクラスの国際会議です。

※2:ポール・スポング博士  プロフィール
海洋生物学者/オルカラボ・ディレクター/太平洋オルカ財団理事

1939年、ニュージーランド生まれ。オークランド大学、大学院で心理学 の博士課程を終了。 その後アメリカ に渡り、カリフォルニア大学(UCLA)大 学院で人の脳生理学を学び博士課程を終える。 スポング博士とオルカとの出会いは、 1967年カナダ・ブリティッシュコロンビア大学とバンクーバ ー水族館 から依頼された飼育環境下におけるオルカ研究員としての仕事だった。研究が 進むにつれ、人間の理解を遥かに越えたオルカの精神構造に驚かされ、また同時に閉鎖環境下での飼育が道徳的に正しいのか疑問を抱き、博士の研究対象であったオルカ「スカナ ー」の死を機に水族館を退職する。

1970年、バンクーバー島内海の無人島であるハンソン島に、オルカの野外研究基地「オルカラボ」を設立。 博士はこのフィールドを永久に続くものにしたいと考え、そのためにお互いの 関係がバランス良く保たれる環境を模索している。 オルカラボでは観察のための追跡ボートを使用せず、ハンソン島を中心とした陸上からの目視による個体識別 と、水中マイクを使用した「ハイドロフォン・ネットワーク」 によって、24時間体制でモニタリングを行い、オルカの音声の登録・分類を行っている。オルカラボのディレクターとして一家でハンソン島に住み、年間を通じた活動を続けている。

Orcalab(オルカラボ) http://www.orcalab.org/

※3 辻 淳夫さん関連URL
藤前干潟を守る会 http://fujimae.org/
日本湿地ネットワーク http://www.jawan.jp/index-j.html
伊勢・三河湾流域ネットワーク http://www.isemikawa.net/

※4 倉澤七生さん関連URL
イルカ・クジラ・アクションネットワーク
http://homepage1.nifty.com/IKAN/
ika-net日記 http://ika-net.cocolog-nifty.com/blog/
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